2023-6-2 8:25:10
無紋の桜の細長、 なよらかに着なして、 何心もなくてものしたまふさま、 いみじうらうたし。 【これまでのあらすじ】 故常陸宮の姫君(末摘花)と逢瀬を迎えた光源氏。 返歌もできない教養のなさや、 雪明かりの朝...
2023-6-1 8:50:25
二条の院におはしたれば、 紫の君、 いともうつくしき片生ひにて、 「紅はかうなつかしきもありけり」と見ゆるに、 【これまでのあらすじ】 故常陸宮の姫君(末摘花)と逢瀬を迎えた光源氏。 返歌もできない教養の...
2023-5-31 22:42:53
末摘花3【光源氏18歳:末摘花の容貌】 * はじめから読む場合はこちら * 「末摘花」第3章はこちら ・・・・・・・・・・・・・・・ 二条の院におはしたれば、 紫の君、 いともうつくしき片生ひにて、 「紅はか...
2023-5-31 18:45:47
末摘花3【光源氏18歳:末摘花の容貌】 * はじめから読む場合はこちら * 「末摘花」第2章はこちら ・・・・・・・・・・・・・・・ 二条の院におはして、 うち臥したまひても、 「なほ思ふにかなひがたき世にこ...
2023-5-31 8:29:06
口おほひの側目より、 なほ、 かの末摘花、 いとにほひやかにさし出でたり。 見苦しのわざやと思さる。 【これまでのあらすじ】 故常陸宮の姫君(末摘花)と逢瀬を迎えた光源氏。 返歌もできない教養のなさや、 雪...
2023-5-30 8:53:22
「さへづる春は」 とからうしてわななかし出でたり。 「さりや。 年経ぬるしるしよ」と、 うち笑ひたまひて、 「夢かとぞ見る」と、 うち誦じて出でたまふを、 見送りて添ひ臥したまへり。 【これまでのあらすじ】 ...